FXとは?とにかく簡単に初心者でもわかるように解説【事例付き】

fxとは?

FXの意味や仕組みを知りたいだけなのに、以下のような悩ましい経験をされたことはありませんか?

  • 難しい言葉が多すぎて結局わからなかった
  • もう少しで理解できそうだけど腑に落ちることはなかった
  • できれば初心者でもわかるように一言で説明してほしい

これではなかなか前に進めませんし、無駄な時間を過ごしてしまうだけです。

そこでこの記事では「とにかく初心者でもわかりやすく」をモットーにFXの意味や仕組みをかんたんに解説していきます。この記事を読むことでFXの意味が腑に落ち、他人に説明できるほどの理解を手に入れることができるでしょう。ぜひ本記事を参考にしてみてください。

1.FXとは

一言で簡単に言えば『世界中のいろんな国の通貨を買ったり売ったりして取引すること』をFX取引と言います。例えば、ある国の通貨と違う国の通貨を物物交換の要領で交換するイメージだと思ってもらえれば分かりやすいと思います。

また、FXは『Margin Foreign exchange Trading』の略であり、日本語では『外国為替証拠金取引』と呼ばれます。いずれにしても『FX』も『外国為替証拠金取引』も同じ意味と認識していただいて問題ありません。

ちなみに、FXは他市場と比較すると取引額に圧倒的な差があります。たとえば、東京株式市場は1日に3兆円前後の売買が行われているのに対して、FXは1日400兆~600兆円の取引が行われていると言われています。つまり、FXは世界で最も流通量の大きい金融商品であり世界の情勢を把握するためにも必ず知っておかなければいけないものなのです。

ここからは事例を用いてFXの全体像を説明していきます。

1-1.FXの事例(日本円と米ドル)

ここでは日本人にとって一般的な通貨である日本円と米ドルの取引の例を出して仕組みを解説していきます。

例えば「1ドル=100円」の為替レートの時に100万円で1万ドルを買う事が出来るので買ったとします。あなたの持っているドルは1万ドルです。その後、「1ドル=120円」に為替レートが変化したとします。そこで、あなたの持っている米ドルは1万ドルなのでこれを全額日本円に交換しました。

すると、この時にあなたの持つ日本円は120万円となります。

為替差益ドル円

為替レートが1ドル=100円から1ドル=120円に変化したことにより為替の差損益が発生し結果的に20万円の利益が出たということです。次に「日本円とユーロ」の例を見ていきましょう。

1-2.FXの事例(日本円とユーロ)

例えば「1ユーロ=120円」の為替レートの時に120万円で1万ユーロを買う事が出来るので買ったとします。あなたの持っているドルは1万ユーロです。その後、「1ユーロ=140円」に為替レートが変化したとします。そこで、あなたの持っているユーロは1万ユーロなのでこれを全額日本円に交換しました。

すると、この時にあなたの持つ日本円は140万円となります。

為替差益ユーロ円

為替レートが1ユーロ=120円から1ユーロ=140円に変化したことにより為替の差損益が発生し結果的に20万円の利益が出たということです。最後に「日本円と豪ドル」の例を見ていきましょう。

1-3.FXの事例(日本円と豪ドル)

例えば「1豪ドル=95円」の為替レートの時に95万円で1万豪ドルを買う事が出来るので買ったとします。あなたの持っている豪ドルは1万豪ドルです。その後、「1豪ドル=90円」に為替レートが変化したとします。そこで、あなたの持っている豪ドルは1万豪ドルなのでこれを全額日本円に交換しました。

すると、この時にあなたの持つ日本円は90万円です。

為替差益オージー円

為替レートが1豪ドル=95円から1豪ドル=90円に変化したことにより為替の差損益が発生し結果的に5万円の損失が出たということです。

1−4.FXの全体像をおさらいしましょう!

ここまで説明したように、

①A国からB国に通貨を交換
②変換後にA国とB国の為替レートの動きに伴って為替差損益が発生
③再びB国からA国に通貨を交換することで為替差損益分の損益が確定

このような流れで2国間の通貨を交換取引することをFX取引と呼びます。

2.FXとその他の投資(市場)との違い

ここでは、FXのことをより深く理解していただくために、FXとその他の投資の違いをお伝えします。FXの意味だけを知ろうと思ってもなかなか理解することが難しいものですが、投資の世界の全体像とFXと他の投資との違いを理解することでそれは解決します。

それではFXとその他の主要な投資(市場)との違いやそれぞれの特徴を紹介していきますのでぜひ確認してみてください。 

市場比較表

2-1.FX市場

FX市場は主に毎週月曜日の朝5時から土曜日の朝6時まで開いています。株式投資と比較すると取引時間がかなり広く平日仕事のサラリーマンでも取り組みやすいことがわかります。

ちなみに、FX取引を始める為の資金は千円以内から始めることが可能であり、『レバレッジ』を使うことにより少ない資金でハイリターンを狙うことも可能です。特に海外口座であれば100倍以上のレバレッジが使用可能です。ほかの市場ではこれだけのレバレッジをかけることは不可能ですからFXの強みと言っても良いでしょう。

FXはハイリターンを狙える市場であるのと同時に、ハイリスクである側面も持ち合わせています。安易に参入することはお勧めしませんが、FX初心者向けの書籍を最低2~3冊読むことで最低限のリスクは抑えることができます。

レバレッジを活用することで少ない資金で十分なリターンを得ることが可能です。つまり、一般の主婦や会社員でも十分に挑戦できますし、数万円の小遣いを稼ぎたい方に向いているといえます。

レバレッジとは
資金に対してレバレッジの倍数を掛けた分の資金で取引できることです。例えば資金1万円でレバレッジ25倍の場合は、25万円分の取引が可能です。

レバレッジ解説図

2-2.株式市場

株式は取引できる時間帯が平日9時半〜11時半の『前場』と、12時半〜15時半までの『後場』と呼ばれている2部制で構成されています。

株式取引を始めるための資金は1万円単位から可能です。FXと比べるとやや高い資金が必要になりますが不動産投資のような大きな資金が必要ではないので比較的取り組みやすい投資といえます。

また、数多くの株式銘柄の中から暴騰するような銘柄にうまく乗れることができれば大きなリターンも可能です。

株式投資は、平日の昼間の前場と後場の監視時間が取れて、資金的にも余裕のある年配者に向いていますが、時間的にも資金的にも余裕の少ない若い世代(サラリーマン)には向いていません。

2-3.不動産投資

不動産投資は、住居目的ではない不動産に収益を上げるために資金を投入するという性質上、初期投資資金は最低でも数百万円からの資金を必要とします。そして、不動産の適正な市場価格を調べる必要もあり売買時には名義変更などの事務手続きも必要とします。費用面、労力、時間がかかる投資ではありますが、将来的に安定した収入を得ることができる投資です。

ただし、自然災害などで倒壊するリスクも持ち合わせていますので必ず事前のリスク対策を講じる必要があります。

不動産投資は資金と時間に比較的余裕がありハイリスクを嫌う年収の高い40代~50代以降の会社役員などの層に向いていますが、リターンを得るために長い時間を待てない忙しい会社員中間層の方には向いていません。

2-4.仮想通貨市場

仮装通貨は365日24時間取引が可能でFXの取引時間より毎週土、日の二日分取引する時間が長いのが特徴です。取引を始める為の資金も千円以内から始めることが可能です。

しかし、FX市場に比べると市場自体がまだ新しく熟成されていない上に、法整備も完全に済んでいる状態には至ってないのでパスワードの漏洩問題など今後色々な問題が表面化してくる可能性は含んでいます。

また、価格変動率(ボラティリティー)で比べた場合にFXのドル円の価格変動率が約7.9%に対して、仮装通貨の価格変動率は約55.8%と非常に高いためにウルトラハイリスクハイリターンという特徴も持っています。

以上の理由から、仮装通貨取引はウルトラハイリスクハイリターンを好む一部のマニアの方に向いていますが、ローリスクを好む層には向いていないといえます。

2−5.あなたの適性をチェックしてみよう!

主要な4つの投資(市場)について解説してきましたが、ここであなたの適性をチェックしてみましょう。

当てはまる項目に〇を入れて、その数に応じてあなたがどの投資に向いているのかを判断してみると良いです。

質問項目aとb

  • Aグループ2個以下でBグループ0個以下は不動産投資に向いています。
  • Aグループ2個以下でBグループ2個以下は株式に向いています。
  • Aグループ1個以上でBグループ3個以上はFXや仮装通貨に向いています。

3.FXを理解するために知っておきたい用語

FXを知る上で必ずおさえておきたい言葉があります。それは「円高」「円安」の2つです。例を用いて解説していきます。

円高とは、円というお金(通貨)の価値が相対的に高くなったことをいいます。

例えば、1米ドル紙幣を円で買うという例で説明します。

1米ドル=100円の時に比べて円高の1米ドル=80円とは?

1米ドルに対して円の価値が20円高くなったことを意味するので1米ドル紙幣を買うためには80円必要になったという意味です。

1米ドル=100円の時に比べて円安の1米ドル=120円とは?

1米ドルに対して円の価値が20円低くなったことを意味するので1米ドル紙幣を買うためには120円必要になったという意味です。

このように円高や円安というのは比較する国の対象通貨を基準として、いくらの円と交換できるのかということを考えるための価値基準になります。

円高円安解説図

具体的な例で言えば海外旅行の時に海外のホテル代の支払いが3百米ドルの場合、1米ドル=120円の時は3万6千円ですが1米ドル=80円の時は2万4千円の支払いで済むことになり円高によって3万6千-2万4千=1万2千円も支払う円の金額が変わってきます。

したがって日本人が円高の時に海外旅行に出ると円高の恩恵を受けられることになります。

4.まとめ

日本におけるFX口座開設数は2015年9月時点で約661万口座に達しており今ではFXは広く一般的に知れ渡っている金融商品でもあります。そのせいもあり、年々FX人口は増加傾向にあり、世界中のFX取引人口の約57%前後が日本人だというくらい日本におけるFX取引人口は非常に多いと思います。

ですから、FX取引というのは特殊な取引ではなく、日本人だけで世界の半分以上を占めるくらいの実は非常に人気の高い金融商品だということを知っておいてください。