米ドルが「FX初心者におすすめの通貨」と言える3つの理由

FX取引をする時、どの通貨で取引をしたらいいのか悩みませんか?簡単な通貨や難しい通貨などがあるのか、そもそもどの通貨でも変わらないのか等々。結論から言うと、「取引しやすい、取引しにくい」というものが通貨によってあります。もちろん、初心者には特に、です。ここでは初心者におすすめの通貨と、その理由について簡単に解説しています。通貨選びの参考にしてみてください。

1.FX初心者におすすめの通貨はアメリカドル(米ドル)

FXを始めようと考えている、もしくは始めたばかりの初心者の人におすすめの通貨はズバリ「アメリカドル(米ドル)」です。理由はあらゆる通貨の中で最も取引されていて流通量の多い「世界の基軸通貨」だからです。

世界の通貨別取引高の割合

ただ、FXでは通貨単独で取引することはなく、通貨と通貨を交換する取引になるので正確にはおすすめの「通貨ペア」となります。

グループ別通貨ペア

米ドルが交換相手の通貨ペアをドルストレート(ドルスト)と言います。このドルストレートが初心者には取引しやすい通貨ペアになります。ドルストレートの中でもEURUSD(通称ユーロドル)、USDJPY(通称ドル円)が特に流通量が多い通貨ペアと言えます。ちなみに日本円が交換相手の通貨ペアをクロス円と言いますが、流通量はドルストレートに比べると少なくなります。

ではなぜ流通量が多いと初心者向けと言えるのか?それには3つの大きな理由があります。

①値動きの幅が小さい

②スプレッドが少ない

③テクニカルが機能しやすい

FXにおいて流通量が多い通貨は、これらの3つの点で初心者向けと言えます。

1-1.値動きの幅が小さい

1つ目は値動きの幅が小さい点です。流通量が多いと一部の投資家の資金だけでは大きく値動きさせることはできず、巨額の資金が必要になるので値動きは落ち着いたものになります。したがって値動きの幅は小さく、ゆっくりとしたものになります。値幅が小さいと一気に利益が乗ることは少ないですが、損失が急激に膨らむこともないので初心者の内は安心して取引を行なうことができます。

流通量と値幅の比較

これはUSDJPY(米ドル/日本円)とEURAUD(ユーロ/豪ドル)の1時間足チャートですが、流通量が多い通貨ペアと少ない通貨ペアの値幅の比較イメージになります。それぞれ100PIPS200PIPSと同じ時間内でも値動きの幅に倍の開きがあります。PIPS(ピップス)とはFX取引時に使う全通貨ペア共通の値動きの単位です。

もちろん通貨ペアの値動きはこの限りではありませんが、流通量が多い通貨ペアほど、値動きが安定していると言えます。

1-2.スプレッドが少ない

2つ目は流通量が多い通貨ほどFX会社で設定するスプレッド(取引時に発生する手数料)が、少なく済む点です。FX会社によってスプレッドの設定金額に多少の違いがありますが、流通量が多い通貨ほど金額が低くなるような設定になっています。

通貨ペアごとのスプレッド

これはYJFX(FX会社の一つ)での取り扱い通貨ペアのスプレッド一覧です。流通量が多い通貨ペアほどスプレッドが少なく設定されており、ドルストレートは全体的に見ても少ないことが分かります(数値は刻一刻と変化しますが全体の傾向はあまり変わりません)。スプレッドは一回の取引ごとに手数料としてかかるので、取引すればするほどその差は大きくなっていきます。短時間に連続して取引をする場合は特に注意が必要になります。

1-3.テクニカルが機能しやすい

最後の3つ目はテクニカル(チャート分析)が機能しやすい点です。テクニカルとはチャートに様々なインジケーター(指標や目安にするツール)を表示させて、値動きを分析することを言います。もともと大衆心理の軌道跡でもあるチャートの値動きは、市場に参加する人間が多ければ多いほど一定のクセやパターンを描きやすくなります。そして想定内の値動きになればなるほどテクニカルの優位性が上がります。このことから流通量が多い通貨ペアは、テクニカルを使った取引が主流のFXでは安定した取引がしやすいため、おすすめと言えます。

2.まずはドルストレートから

このように様々な点でドルストレートは初心者にとって取引をしやすい通貨ペアだと言えます。どの通貨ペアで取引しようか迷っている人は、まずはドルストレートから始めてみてはいかがでしょうか?その後、取引に慣れてきたら他の通貨ペアでも取引をしてみるのもいいでしょう